題名: お知らせ 卒業年・卒業学科: 昭和53年 工学部写真工学科
メッセージ本文: 同窓会ご担当者様
昭和53年卒 学籍番号31040 金子洋一と申します。
卒業後は都内で4年ほど映像関係会社に勤務後、郷里、福島県南相馬市に戻り家業の写真業を継ぎましたが 弟が短大で専門分野を学んで戻り、しばらくは共同経営をいたしておりましたが15年ほど前に舞台監督として地元の文化財団に招聘され、 施設建設から立ち上げまで貴重な経験をさせていただきました。
現在は独立して、福島県南相馬市で映像制作事業を立ち上げております。
実は本業とは別に、地元で演劇制作と音楽指揮者をしておりますが、今回はそのことでお知らせがあり連絡させていただきました。
震災当時、地元の子供たちを集めた合唱団を組織して活動しておりましたが、この子供たちが震災後、いち早く活動を再開したことが 多くのマスコミに取り上げられ、これまで5年半に120回を超える演奏を全国各地や世界各地で展開して参りました。 特に海外ではニューヨーク・リンカーンセンターでの演奏、バチカンにおけるローマ法王への献呈演奏そして、ウィーン少年合唱団とは 毎年、共演を果たし、特に3年前にはウィーン楽友協会においてウィーン少年合唱団とベートーヴェンの第九を共演するなど多くの成果を上げることが出来ました。
実は、今月7日から、これまでのご支援に感謝を込めた演奏旅行を企画しておりますが、その第一弾が神奈川県大和市になります。 台湾での交流演奏にお招きいただいた主催団体、大和高座会への御礼を込めた演奏になりますが、すでに神奈川新聞の取材を受け、事前記事にもなっているようです。
本業とは関係の無い事柄ですので、合唱や演劇活動については、これまで卒業生仲間にもあまり知らせずにおりました。 しかし、今回は大学から遠くない大和市、そして高座会の代表、石川公弘様は以前、工芸大学女子短期大学で教鞭をとられたことがあると伺い、お知らせしようと心を決めました。
合唱団の名前はMJCアンサンブルと申します。8月7日午後1時から大和市高座渋谷駅前のIKOZAという施設で演奏いたします。 地元厚木市のソニー混声合唱団も共演してくださいます。
7日からは神戸、淡路島、そして東京と連続5日間のツアーになりますので、演奏終了後はすぐに神戸に移動いたします。 本当ならば、卒業以来ほとんど顔を出していない母校を訪問したいという思いが強いのですが、またいつか機会があると思います。
映像の仕事も、震災後の2年間は本当に苦しいことが多くありましたが、皆様のお支えのおかげでどうやら経営的にも安定しつつあります。 齢60を超えて、本当であれば現役引退と行きたいところですが、後継者の息子が戻って引き継ぐまで、あと2年、がんばろうと思っています。
母校の発展を、東北の片隅から祈っております。 皆様にもよろしくお伝えください。
福島県南相馬市原町区大町2-13-3 写真工房・金子 代表 金子洋一
事務局加筆: 「感謝を歌声にして 福島の少女合唱団が7日コンサート」(神奈川新聞) http://www.kanaloco.jp/article/189818
「発見!工学工芸人」のコーナーでも紹介させていただきました。ほかの会員の皆さんもご活躍をお知らせください。
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